びゃくろく〜白つつじ〜


白つつじ 白緑(びゃくろく)の くうきを
あざやかに すいこみ

たおやかな花弁で
かがやきを ふりまく

浄化する いろ
昇華する いろ

しずかな語り部の いる風景

白つつじの花
制作:2002年 冬

※『白緑(びゃくろく)』というのは、日本画の絵の具にある名前です。
銅の錆びた色を『緑青(ろくしょう)』といいますが、それよりもっと色の淡い、白みのある色です。
日本画の絵の具(岩絵の具)は同じ色でも粒子の細かさを変化させて使い分けます。
『白(びゃく)』というのはその中でも、一番粒子が細かいことを表わします。
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