朱く灯る
私はここで 朱く灯る
花の中心に 一番高い温度を秘めて 発光するように この花の芯は朱い
たき火の中のように 炭火のオキのように 爆発的な熱を秘めて 花はきっと咲いている
ただそこに 咲くというだけでも
ジリジリと外側の 花びらも燃やすほどの 極限の熱と 中心の芯に なにかを灯して 時を刻むのだ
黄花千日紅(きばなせんにちこう)の花
スケッチ:2000.10.6
はがき紙 水彩色鉛筆
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