色とけあう頃
雨しずく おちる 色 とける
雨粒うけて あじさいは
ひとしずくごとに 生き生きと
花を開いて 葉を広げ
色を増したり 深めたり
白花あじさい がくあじさい
雨のしずくが落ちるたび
まわりの空気を滲ませて
色をとかして滲ませて
広がり混ざる淡色が
重なり響くやさしさに
傘差す憂鬱少しだけ
晴れて足取り軽くなる
あじさい「墨田の花火」
スケッチ:2005.6.19
はがき紙 透明水彩絵の具 固形顔彩絵の具 青墨筆ペン
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