朱く燈るいのち



こぶしの枝葉と実

白く咲きこぼれ 時を刻み
芽吹く萌黄 幾重にもかさね

さえずりに揺れ 羽音にふるえ
光に影をおとし 闇にひかり

やがて
けむる季節のたそがれに
ぽつり ぽつり と家々の
窓のあかりの 燈るよに
ぽつり ぽつり と音たてて
朱いともしび 燈すいのち
『朱く燈るいのち〜こぶし〜』
こぶしの枝葉と実
制作:2003年 秋
F12号 木製パネル
雲肌麻紙(くもはだまし)張り
岩絵の具使用

赤く実ったこぶしの実を題材に
初めて本格的な
岩絵の具(いわえのぐ)を使って描いた作品。
今まで使った事のある
絵の具との違いに苦労しつつも
岩絵の具の魅力に夢中になりました。


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